伝説の始まりも「物言う株主」だった:BuffettのBerkshire乗っ取り
Berkshire Hathaway × Warren Buffett(1964-1965年)
① 会社概要
Berkshire Hathawayは元は斜陽の繊維メーカー。株価は資産価値に対して割安で、Warren Buffettは当初これを典型的なバリュー投資として買っていた。
② アクティビストの登場背景
経営者Seabury Stantonが、口頭で約束した自社株買いの価格をわずかに下回る条件を提示。これに憤ったBuffettは、経営権を握るまで株を買い増した。
③ 会社・取締役会の対応
Buffettは支配権を取得し、Stantonを退任させた。
④ 結果と評価
Buffettはその後、斜陽の繊維会社Berkshireを、世界で最も成功した投資持株会社へと変貌させた。
⑤ 日本の経営者・取締役への示唆
あのBuffettでさえ、出発点は「約束を反故にされた大株主が経営権を取りに来た」という物言う株主の物語だった。株主との約束(自社株買い・還元方針など)を軽んじることが、支配権を巡る争いの引き金になりうる。株主に対する誠実さの欠如は、時に会社そのものを失う原因になる。
⑥ 出典
公開報道(Warren BuffettによるBerkshire Hathawayの経営権取得、1960年代)