スピンオフ後の失速を突く:TrianがSolventumに抜本改革を要求(進行中)
Solventum × Trian Fund Management(2025年〜)
① 会社概要
Solventumは2024年に3M(スリーエム)から分離・上場した医療関連企業。しかしスピンオフ後の業績が悪化し、株価が低迷していた。
② アクティビストの登場背景
2025年1月、Trian(Nelson Peltz)が公開書簡を発表。分離後の業績悪化を批判し、株価を当時の約69ドルから140ドルへ引き上げるための抜本的改善策と取締役会の刷新を要求した。
③ 会社・取締役会の対応
会社は要求への対応を迫られている(進行中)。
④ 結果と評価
決着はこれからだが、「親会社から切り出された直後の会社」がすぐに標的にされた点が特徴的。TrianはDisneyでの委任状戦の後、この医療案件へ矛先を向けた。
⑤ 日本の経営者・取締役への示唆
スピンオフや分社化は「価値創出の手段」であると同時に、切り出された会社が独り立ちで成果を出せなければ、即座にアクティビストの標的になる。分離それ自体がゴールではない。分離後に独立企業として資本市場の期待に応えられる経営体制を用意できているかが、次の攻防の分かれ目になる。
⑥ 出典
公開報道(Trian/Nelson PeltzによるSolventumへの公開書簡、2025年)