「二足のわらじ」を突かれたトップ:ElliottがTwitterのCEO体制を問うた
① 会社概要
Twitterは米国の主要SNS。CEOのJack Dorseyが決済企業Square(現Block)のCEOも兼務しており、片手間経営との批判があった。
② アクティビストの登場背景
2020年、Elliott Managementが約4%を取得。2社を兼務するDorseyの体制を問題視し、経営トップの交代と取締役会の刷新を求めた。
③ 会社・取締役会の対応
Twitterは投資会社Silver Lakeも巻き込む形で和解。取締役3名を新たに受け入れた。Dorseyは当面留任したが、経営の監督体制は強化された。
④ 結果と評価
即座の解任には至らなかったが(partially_met)、Dorseyは2021年に自ら退任。Elliottの問題提起は結果的に実現した。
⑤ 日本の経営者・取締役への示唆
経営トップが複数の要職を兼務する体制は、「本当に集中できているのか」という問いを招く。日本でも創業経営者が複数社を率いる例は多いが、その兼務が株主価値にどう資するかを説明できなければ、格好の攻撃材料になる。トップの時間配分もガバナンスの論点である。
⑥ 出典
公開報道(ElliottによるTwitterへの介入と、取締役3名での和解・Jack Dorseyの退任、2020–2021年)